「ぼくのすきなくるま」 製作:直スケさん

あ!おとうさん、あれ!トヨペットクラウン!!
『まがる』のあいずが、あそこからでてる「あかいやつ」なんだよね。
ドアがね、「カンモンビラキ」なんだよね。え?「カンノン」つていうの?
かっこいいな、どこいくのかな。


全体の大きさを見て下さい

ベース
サイズは240mmx170mm。市販の木製板です。
今回は、ただシンプルにフラットな構成で横の広がりをどこまで出すことが出来るか?を考え、地面に線を入れること(軌道と横断歩道)で表現してみたつもりです。
ベースの長方形に対して斜めのラインをどの角度でどの位入れるか、電停のスぺ−スをどこまで入れるか、くるまの進行方向をどちらに向けるか、人の顔の向きはどちらにして、くるまとどう絡めようか?
今回はかなり悩んでしまいました。紙の上に原寸を引き、パズルの様にああじやない、こうじやないと並び替えては閃き、矛盾に気が着いては落ち込むの繰り返し。実はベースプランより相当変化しています。
だけど、完成したものは構図的にベストでは無い気が‥・します。
ああ、シンプルは難しい。
路面電車の軌道は線路をエバーグリーンのアイビームにて製作。石畳は線路の高さに合わてプラバンを2枚重ねで、下層は一枚板を寸法切りしただけ。上の層は石畳の表面になるので、−枚ずつを切り出しています。線路の直線に対して少々不均等な作りにしたかったので、パターンをラフに描き、クラフトバサミでパチパチと切り出し、ヤスリでエッジを落としながらベタベタと貼り付けていきました。
舗装路面は私の定番工作で、プラバンにチューブ入りタミヤパテを延ばして(指の腹を使って、割とラフな方が良い)半乾きの状態で歯ブラシを養毛剤のように叩き、表面を ツ ツさせ、かと思えば歯ブラシを押し付け、うねらせて路面の表情を付けています。ただし40ミリ四方位までにしておかないと、作業途中にパテが固まってしまいます。
一箇所終えては次の場所とつなぎ目を目立たないようにして全体を舗装してあります。塗装はスミイレ、ドライブラシ多用で仕上げています。

クルマ
おなじみ、エルエスのクラウン。発売当初に購入し、黒く塗装してあっただけの作りかけの物を引っ張り出して本作品用に仕上げました。
いや、本当にくるまはきれいに作れません。窓枠とか、モール部分は誤魔化してばかりあります。ストレート工作ですが、運転席側の窓のみを開放。(というか、クリアパーツを乱暴に切っただけ)ウィンドウを作りかえたり、細かい部分をディテールアップすると良いのでしょうが。だけどそれが出来ないからディオラマにしてハツタリかますしかないんですよねえ。

こども
今回もも1/35の兵隊さんの頭(英国兵です)に1/48の整備兵の体(切り詰めて体型を変えてあ望阜剋窒持つ怖い趣スの子供が登場。
ぱっと見た雰囲気で子艶に見えればいいかなあ?と弱気に割り切っていますが、如何なものなんでしょうか?相変らずおじさん顔だしなあ。

お父さん
こちらも前回同様英国行軍兵から。やはり足を切り詰めて短足化。ストラップ類や軍服のごついモールドを削り取って民間人風に改造。腕はジャンクボックスから。うまく子供と絡めるポーズがとれました。

立つ男
上半身はジェネラルセットのアイクから。下半身はM8付属の兵隊さん(だったかな?)から。軍服の改造をサボってこの親父さんは作業着を着ているということにしています。中小企業の社長って所かな。
雑誌に載っていた新聞の写真をさらに縮小コピーで作った中日スポ一ツを読んでいます。我がドラゴンズが優勝している記事です。時代考証的には年代が合っていませんが、良いでしょう。燃えよ中日!!

運転手
コンバットクルーセットの寄せ集めです。下半身は腰周りだけで椅子に接着。胴体は車内でよく見えないのをいいことに適当です。以上、四人の役者さんたちは完全つや消しになってもらうため、タミヤのアクリル塗料にベビーパウダーを混ぜたもので塗装しています。
ディオラマ作品はつやを抑え目にしてやるとリアル感が増します。
人の服の色は肉眼で見た場合、補正されて映るようですね。上下で色違いを着ていても印象が強いほうの色に同化される様で。だから、ズボンとシャツを違う色で塗っただけだと、妙に浮いて見えます。ウォツシングやドライブラシで上下の色イメージを統−させる事必要なよう而何色を塗るか?それは同系色の場合も、全く正反対の色の場合もあるので一概には言えないですね。難しいっス。
服の上下だけでなく、ディオラマ全体の色のトーンを整えると切り取った空間の空気を存在感あるものにできる様です。と偉そうにぬかしつつも、自分の作品だって汚いだけでまだまだだなあ。鍛錬せねば。

電停
写真をもとにプラバン細工で製作。縮小コピーや鉄道用のシールを使って、看板を付けました。看板は少し肉厚すぎたようです。町名、広告の屋号などは、学生時代の先輩方の御名前から拝借。電停のベースは紙粘土とエバーグリーンのH鋼で製作しました。トラマークはタミヤのドラム缶のモールドを削りとった物です。安全地帯の棟識は交通の教本の標識一覧から切り取って糊付け。
以上、今回は街の中を作りたくて路面電車の軌道を選びました。あえて外したんですが、やはり植物がないと寂しい絵になってしまいますね。

model cars#92掲載作品

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