ディオラマ入門編
「レースシーン(縁石走り)」

model cars#86「吠えろ!町工場!」で製作した「サーキット縁石走り」の作例です。

model cars読者の方より、「縁石走りの情景をやってほしいなぁ…」とのご意見があり、息抜きついでにやってみました。

AlfaRomeo1750GTVを駆ってサンデーレースに出場し、快調にとばしていたのだが、シケインにオーヴァースピードで飛び込み、最初のコーナーは何とかクリアー出来たのだけど、次のコーナーではアンダーが出てしまい、無理矢理イン側に頭を向けたら、縁石にはじかれて横っ飛び!カウンターを当ててはいるが、片輪走行になったままクルマはアウト側に大きく流れていってしまう…
そういった感じを表現したかったです。

完成写真(クリックで大きい画像表示)

製作のポイント
グンゼのAlfaRomeoにはドライバーフィギアは付属されていませんので、田宮模型のゴルフレーシングから拝借してきました。
だけどそのまま載せると、真っ直ぐ向いたままのお利口ちゃんの乗務員になってしまうので、顔や手をいったん切断し、色々な形に変えていきます。
顔の表情が見えないけど、「あっ!やばい」って感じにハンドルを回しているように見えません?
お願い!見てね!

同じく、グンゼのキットにはロールバーや牽引フックが付属していません。インストには自分で作るとおもしろいよ…ってな感じで説明があります。
「その通りだ!」色々な事が出来るから工作はおもしろいのだ!
…って力んでいるのだけど、ロールバーは4点式にしておこう!だって、6点だと面倒なんだもん。

ちなみに牽引フックは真鍮線を丸くしてハンダ付けをしました。


搭乗員の服装ですが、サンデーレースに出場する人はあまり派手なスーツは着ていません。(たぶん)
Mrカラーで下塗りをしてからエナメル塗料などで汚れや陰を塗っていきます。

エッ?チョットおかまっぽい足元だ?
これは、ヒール&トーをしているところなの!(親方注:見えないところはいつも手抜きするくせに、本当はねじれて付いてしまったのだろう!)


キットには白帯のデカールが付いていますが、それを知らずに塗ってしまいました。塗った後から「あっ、デカールが有るじょぉ〜。」ってな感じ…涙

AlfaRomeoといえば”ヘビ”のイラストですなぁ。本当は白なのですが、丁稚ちゃんが「黄色も良いよぉ」って言うからデカール製作マシーン(アルプスプリンター)で黄色を作ってみました。
そしたら葱坊主ちゃんが「黄色のヘビは見たことないよ…」だって。

いいんだ、鶴亀商店のAlfaRomeoは黄色のヘビなんだ、だってこの方がお金が貯まりそうな感じでしょ!


窓枠はメッキ仕上げなのですが、アルクラッドllにしようか銀紙にしようか迷いましたが、今回は銀紙にしました。

銀紙も塗装もきれいに仕上げるのは窓枠の”縁”の処理。
やっぱ下地が出来ていないと全てが上手くいかなくなるね。


クルマがだいたい完成したので、ベースに載せて全体のバランスを見ます。
ベースはいつものように、ベニヤのパネルに石膏を流したものです。
方輪走行するようにシャーシに斜めにネジ穴を切っておくと良いのだけど、その写真を撮っていなかった。
要するに、1本のボルトを斜めに通せば車体が傾くって事です。

配置が決まったので、アスファルト舗装を施し、縁石を石膏を薄く削ったもので作りますが、実物はコンクリートにペンキを塗ったようなモノなのですね。
石膏は、塗装をしても艶消しになってしまうので、ベースホワイトなどを塗って”塗料の染み込み”を防いでやれば後はプラモデルと一緒です。

紅白のお祭りカラーに塗って、地面にモデリングペーストで接着すればOKです。

グリーン地帯はDufix(カベ補修剤)を流し込んで適当に凸凹を付けて、芝を生やしてあげればほぼ完成。


シケインの立ち上がり付近らしくタイヤ跡を付けていきます。
縁石は、パステルの黒っぽい色をそのまま擦りつけ、道路部分は粉にしたパステルを筆で塗っていきます。
塗るといっても擦りつける様にすればそれで大丈夫です。

あまり汚すと汚くなるので、ほどほどに…

フレームを取り付けて、クルマをボルトで固定すれば完成!

意外と工作は簡単。でも、雰囲気バッチリ!
透明ケースも良いけど、こんなベースも良いですよ。


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