model cars #92号 1/32特集の作例として作った「田舎のバス停」です。キットはアリイのボンネットバスBXDを使用しましたが、後の地面、ストラクチャー、フィギアはすべてスクラッチです。製作期間は約40日ですが、1日2〜3時間程度の製作ですからそれほど時間は掛かっていません。楽しくて懐かしい「昭和」の情景を皆さんも作ってみてはいかがでしょう。
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パテ さぁ、問題のフィギアの製作ですが、普通1/35MMシリーズのフィギアを改造して作るのですが、今回はほとんどの部分をスクラッチしてみましょう、その方が色々なポーズが取れるし、1/32というスケールも容易に作れます。 |
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顔その1 最初は田宮模型のエポキシパテ(高密度タイプ)のほうが良いのかと思いかと思って使っていましたが、その後、お世話になっているmamoさんより”速乾タイプ”のほうが良いよとのアドバイスで切り替えました。これは高密度タイプです。 |
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顔その2 爪楊枝の頭にエポキシパテをよくこねて、小豆か大豆大に丸めたモノを付けます。それを人の顔のように成形していくのですが、小さな顔なので結構難しいです。これもmamoさんに聞いたのですが、爪楊枝の先を瞬間接着剤でコーティングした物を水でチョット濡らして成形していくとベタベタくっ付かず作業がやりやすいです。 |
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胴体 顔が出来たので胴体です。0.7mm真鍮線をだいたいの形に切って、ハンダで固定します。それに基本となる”胸””腰”などを木工エポキシパテを練ってくっつけます。手や足、腰などを動きに合わせて曲げておきます。 |
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胴体2 木工エポキシパテで手足を作ります。この部分は基本となる部分なので細かいディテールは気にせず適当に付けていきます。真鍮線には付きにくいので根気よく付けていきます。足がチョットくらい長すぎても気にしません。後で切れば良いのだから…。手首、足首もまだ接着しません。 |
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手、足 胴体のだいたいの形が出来たら今度は手首、足首を付けます。これは作るのも大変なのでタミヤの1/35MMシリーズの兵隊さんのジャンクパーツから適当なモノを選んで付けます。(ボクは爆裂ちゃんからたくさん譲ってもらいました) 手足が付いたら今度は服や全体の形を整えていきます。 |
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胴体ディティール 今度はタミヤエポキシパテ(速乾タイプ)を練って、全体に付けていきます。顔を作った時のように爪楊枝で少しずつ形を整えていきます。画像はズボンを作っているところ。本や自分の履いているズボンを参考にしてシワを付けていくと感じが出ます。 |
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胴体ディティール2 次に上半身です。下半身と同じようにパテを付けて形を整えます。 |
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胴体ディティール3 自然な感じになるようにシワや合わせ目を付けていきます。襟などは結構難しいので実際のコートやジャケットを眺めて作るといいね。 |
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だいたい完成 ボタンはポンチで型を付けてみました。 |
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塗装 ここまで来たら後はプラモデルを塗るのと同じ要領です。下地が大切なのでサフェーサーを塗っておかしいところは修正を入れていきます。 |
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塗装2 ベースの色はラッカー系で塗り、上塗りはエナメル系塗料を筆でゆっくり塗っていきます。艶は押さえた方がリアルですね。 |
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バス停1 ストラクチャー、ベースですが、これらはキットが有りませんから自作します。 |
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バス停2 骨組みが出来たらトタンを拭きますが、よくダンボールの波状になったモノを使っていますが、ウチには適当なモノが無かったので、アルミ板の薄いものを利用し、波トタンを自作します。 |
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電柱 電柱は檜の丸棒にサンドペーパーの目の粗いモノを使って木目を入れます。 |
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ゴム動力飛行機 子供の頃”竹ひご飛行機”といって刈り入れの済んだ田んぼで飛ばして遊んでいました。よく飛んだ日はお父さんに「今日はスッゲー飛んだよ」って言っていたモノです。 |
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ベース パネル板に発泡スチロールを接着し、道路と田んぼの高さを計算しながらのり面をカッターナイフで切り取ります。 |
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ベース2 発泡スチロールが接着できたら壁補修材Dufexを塗りつけて下地を作ります。 |
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ベース(塗装) 塗装は水性アクリル塗料を塗り、その上からとの粉を茶こしで振り掛けたり、その上にまた筆に染みこませた塗料を垂らすように塗ったりしながら地面を塗ります。 |
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水たまり 発泡スチロールをチョコッとへこませておいたところに水たまりを作ってみました。 |
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田んぼ 田んぼの土は、との粉をまいたところに濃いめに溶いたアクリル塗料の土色をドバッっと垂らしていきます。 |
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草 中央が麻ひもです。瞬着で止めておくとバラバラしなくて作業もしやすいです。 |
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ベース完成 草を刈り取っている途中を表現してみました。道路脇には小石を並べたり、小さな草を配置します。 どうです?懐かしい田舎の道になったでしょう。 |
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