「三菱ふそう エアロスター 大阪市営バス(ノンステップバス)」

model cars#101「模型で楽しむバスの世界」の作例で作った”ノンステップバス”です。キットはおなじみアオシマ文化教材社の1/32スケールキットです。
この作例は外観よりも内装を仕上げて下さい。との事だったのでチョット手を加えてみました。実際のバスとキット内容とは結構違っていますから時間さえあれば結構楽しい作業です。色々なバス会社に乗って、資料集めも楽しいですね。ただ、他の乗客から見れば変なオッサンに見えるでしょうね。

完成写真(クリックで大きい画像表示)

製作のポイント

大阪市営バスの”ノンステップバス”は、他のバス会社と違ってチョット豪華なバケットシートタイプとなっています。
キットのシートはスタンダードタイプ(?)なペタッとしたシートなので肉盛りをしていきます。

これは、オレンジシート。


シートの肉盛りは田宮模型 エポキシパテの”即硬タイプ”を使用しました。硬化が早いといっても1時間くらいは十分掛かりますから少しずつ練ってシートを作ります。

パテをシートに盛りつけて爪楊枝や自作のヘラみたいなもので形を整えていきますが、数がたくさんありますから大変です。
同じ形なら”形”を取って複製も手ですが、微妙に形が違っていますから根気よく作っていきます。

シートを作るだけで4〜5日掛かったような気がします。


オレンジシート

大阪市営バスは運転席後方の横並びシートは4人掛けです。しかも1席ずつのバケットタイプ。キットの6人掛けを切断し、手すりを追加します。
手すりは真鍮線で作れば簡単です。

フロアーに穴が出来るのでプラ板で埋めておきます。


2人掛けイス

バス後方のシートはやはりバケットタイプで2人掛けです。
肩のところの手すりはプラ板で作ります。


手すり

キットに手すりは付属されていますが、補助的は手すりが有りません。洋白線で作って追加します。


荷物置き場

降り口後方、フロントタイヤハウス上はシートをはずして”荷物置き場”となっています。これもプラ板と洋白線で作ります。


手すり

料金回収箱後方に手すりが有ります。これも洋白線で追加します。


つり革

キットのつり革は○タイプですが、大阪市営バスは△タイプです。これも洋白線で作り替えます。


ハブナット

フロントホイールのハブナットは8個付いていますが、キットは6個です。これをプラストラクトの6角プラ棒を使って追加します。
真ん中に1mm洋白線を差し込んでボルトも表現します。


塗装塗り替え

今回の大阪市営バスはキットのままの塗装ですが、他のバス会社に変更する場合、塗装済みの塗料を落とす事に考えられます。その場合、このキットのボディーはABS樹脂なので特殊な塗料が使われているそうです。
そこで、GSIクレオスから発売になっている”ペイントリムーバー”を使って落としてみます。

筆にペイントリムーバーを付けてボディーに塗っていきます。


ペイントリムーバーが乾かないうちに柔らかいウエスで拭き取っていきます。一度に落ちない場合はもう一度塗り、拭きます。また、ウエスにMrうすめ液を染みこませて拭くと効果的です。

スジ彫りの中などは筆と爪楊枝みたいなものでこすり取っていきます。

クリアーパーツには塗らないで下さい。写真のようにプラを侵してしまい、曇った様になります。


塗料が落ちたら下地処理ですが、サフェーサーを吹く前にメタルプライマーなどを吹いておくと良いでしょう。

カー用品店で売っているウレタンバンパープライマーも効果的です。


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